公認会計士
公認会計士の概要
資格の種類 | 国家資格 |
学歴 | 不要 |
受験資格 | なし |
合格率 | 1次試験15.2%、2次試験8.4%、3次試験62.0%(平成15年) 2006年度の試験より1次試験・3次試験は廃止され2次試験に一本化されます。 |
独占業務 | 企業の会計監査証明 |
- 公認会計士の仕事
公認会計士の独占業務は監査だけなので、資格を取ることの直接的なメリットは限定的です。
しかし、資格取得のための知識を活かした税務・会計・コンサルティングなどの業務を行います。
- 有資格者になるまでの道のり
2006年の試験制度改革で1次から3次に分かれていた試験が一本化され、受験しやすくなりました。具体的には短答試験・論文試験に合格すると2年間の実務・補修を経て公認会計士に登録できるという仕組みになっています。科目合格の制度も導入され受験しやすい資格になったといえるでしょう。
- 試験科目
財務会計論(簿記・財務諸表論)、管理会計論、監査論、企業法、租税法、経営学、経済学、民法、統計学
- ひとこと
2006年の試験制度の変更により公認会計士は受験しやすい資格になったといえるでしょう。特に、従前の制度では2次試験合格後に3年間の補助業務などを経ないと3次試験の受験資格が得られなかったのですが、試験が一本化されたためにその負担が軽減されるはずです。試験合格後に実務経験を経ないと公認会計士登録はできないのですが途中で実務経験をはさんだ後に試験が有るのとないのではその意味合いは大きく違うでしょう。
また、科目合格の制度が導入されたために数年に分けて段階的に学習していく事も可能になりました。この点も受験しやすくなっているはずです。この制度だと仕事をもている人が受験する事も可能でしょう。
ただ、試験合格後の実務経験を積む場を見つけるのが大変だという話もあります。まあ、試験に受かってからの話なのですが。