目指す資格は簿記がおすすめ│ 支払うコストと得られるもののバランスで考えると語学資格はね

資格の価値というと、得られる経済的メリットを中心に語られる事が多いようです。
例えば、独立可能かとか、どの程度の収入アップが望めるかといった点についての指摘が多いです。

ただ、その資格を取得する為のコストとの比較で語られる事は少ないようです。
ちなみにここで言うコストというのは、学校に通う費用などの金銭的なコストだけではありません。

もちろん金銭的なコストも重要ですが、学習のためにかける時間の方が拠り重要です。

例えば、Aさん1年がかりで毎日2時間勉強して、ある資格を取得したとしましょう。
Aさんはトータルでは700時間以上学習する事になります。

Aさんの会社での労働を時給換算すると時給2,000円だったとすると、140万円以上の対価を払って資格を取っていることになるのです。
資格取得のために費やした時間を残業なり副業などにあてれば、これくらいの追加収入が得られたわけです。

この額ははっきり言って、資格学校や通信講座に払う費用なんて問題にならないくらいの額ですよね。
それだけ「時間」というコストをかけて資格を取得しているという事になります。

このように、かける時間を費用換算して考えることを、機会費用といいます。
別の事に時間を使っていたら得られていたお金を、費用として換算する考え方です。

資格取得を目指す際には、この機会費用についても考える必要があります。
これだけのコストをかける価値があるのかどうかも検証する必要があるのです。

人生において、時間は有限な資源ですからね。

語学系の資格は「超」非効率

さて、上のような考え方を取り入れると、英語を含めた語学系の資格はとても費用対効果が小さいと考えられます。
というのも、語学は取得するのに長い時間を要するからです。

これも具体的に考えてみましょう。

新卒社員のTOEIC のスコアは400点台だそうです。
その一方で、企業が求めるTOEIC のスコアは730点以上だといわれています。

実務をこなす為には800点以上必要だという意見もあります。

TOEIC 400点台の人が730点以上を取るのは簡単ではありません。
毎日2時間勉強したとしても、おそらく1年以上はかかるはずです。

これくらいの時間をかけて730点を目指すのは、あまり効率的だとは思えません。
というのも、同じくらいの時間をかければ、別の難関取得を目指せる可能性があるからです。

もちろん、英語を使ったビジネスに携わりたいという目標があれば、こういった努力をする事は否定しません。
社内規定などで資格をとらざるを得ないケースもあるでしょう。

また、英語が趣味という人も、時間をかけて勉強すれば良いと思います。
でも、効率という意味では、あまりおすすめできないのです。

おすすめは簿記

英語とは逆におすすめしたいのが簿記です。
2級取得を目指すのなら、知識ゼロのところから始めても、2ヶ月か3ヶ月の学習で取得できる可能性があります。

簿記の知識はビジネスマンにとって最も重要なものの一つでしょう。
経理関係の部署で必要なのはもちろんですが、その他の様々な部署で役に立ちます。

例えば、コンピュータシステム開発でも役に立つことが多いです。
企業向けのコンピュータシステムの多くは、経理がらみのシステムだからです。

あるいは、企業向けの営業でも簿記の知識は役に立ちます。
商品導入による経費削減効果などを話すなら、簿記の知識は大事ですよね。

また、管理職になればある程度の会計知識が無いといけません。
簿記の取得はその一歩として重要でしょう。

さらに言うと、簿記の知識は個人の生活でも役に立ちます。
経済ニュースを読むときも、簿記の知識があればより深い理解ができることがあります。

あるいは資産運用でも役に立ちます。
特に株式投資ですね。

比較的短時間で学習できる割には、公私共に非常に役に立つ知識なのです。

スポンサードリンク