TAC のパンフレットによると日商簿記3級は、1日に2時間から3時間程度の学習時間があれば1か月程度で受験の準備が出来るという趣旨の事がかいてあります。これは講義の時間を含めた学習時間として示されています。
つまりートータルで60時間から90時間程度確保できれば、合格の可能性があると言うことですね。少なくとも、一通りの準備は出来るはずです。
毎日2時間とか3時間程度なら、十分に確保できる時間でしょう。よっぽど忙しい人は別でしょうけどね。ですから、日商簿記3級は1か月の準備で十分合格が可能な資格と考えて良さそうです。
独学でも同じかどうかは疑問
ところで、完全に独学で準備をした場合も、同じような学習時間で準備が完了するのでしょうか。
TAC が示した例は、講義時間も含まれています。ということは、同じ効率で学習すれば、十分に準備が出来ると言うことですよね。
ただ、個人的には同じ程度の時間で同じような効果を出すのは、ちょっと難しいように思います。やっぱり、独学の方が時間がかかると思うのです。
独学だとポイントを絞った学習が難しい
独学の方が時間がかかると思うのには、それなりに理由があります。何が問題になるかというと、独学だとポイントを絞った学習が難しくなるのです。
テキストには一応全てのことが書かれていますよね。そして、受験の準備をする人は、全体を満遍なく学習しようと考えるはずです。
しかし、実際には全ての分野が均等に出題されるわけではありません。ですから、資格取得を目標に学習をする場合は、満遍なく均等にというのはとても非効率なのです。
この点、通学講座やDVDなどの講義形式の教材だと、ポイントを絞った学習がしやすいです。なざかというと、重要な部分は時間をかけて解説をするはずだからです。紙のテキストだけの場合より、学習すべきポイントがわかりやすいわけです。
独学なら2か月か3か月程度は見ておきましょう
ということで、完全な独学や紙の教材だけの通信講座の場合は、もう少し長めに準備期間を取った方が良いような気がします。まあ、2か月とか2か月程度は覚悟しておいた方が良いでしょう。
もちろん、完全な独学でも1か月で合格できる可能性が無いわけではありません。どうしてもと言う人は、試してみてもいいのではないかと思います。
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