人気資格を探る方法と言うのは、いくつか考えられます。
まず考えられるのが、受験者数で並べることでしょうか。でも、この方法だと、難関資格は不人気な資格だと言うことになってしまいますよね。受験者数が多い日商簿記3級とかFP技能検定の方が受験者は圧倒的に多いでしょうから。
そこで、このページでは、ちょっと違う観点で人気資格を探ってみましょう。どんな方法かというと、資格に関して言及されているウェブサイトの数から、人気資格を探ってみるのです。
人気や知名度が有る資格なら、その資格に言及するウェブサイトも多いはずですよね。切り口の一つとしては、意味のある方法だと思います。
資格について言及しているウェブサイトの数を探るといっても、難しいことをするわけではありません。Yahoo! なりGoogle なりで資格名を入れて検索すると、ヒットした件数が簡単に分かります。これを比べるだけで、ウェブで取り上げられる数について、ある程度のことは分かるでしょう。
検索結果は次のような感じ
とりあえず、検索した結果をご紹介しましょう。
- TOEIC 約8,710,000件
- 税理士 約6,720,000件
- 行政書士 約1,380,000件
- 司法書士 約1,150,000件
- FP技能士 約893,000件
- 社会保険労務士 約832,000件
- 公認会計士 約810,000件
- 弁理士 約681,000件
- 日商簿記 約551,000件
- 中小企業診断士 約499,000件
興味深い点をいくつか
■ FP技能士の件数が意外と少ない
ちょっと意外なのは、FP技能士の数が少ない事でしょうか。もう少し件数が多くても不思議ではないのですけどね。おそらく、ファイナンシャル・プランナーで検索する人が多いのだと思われます。
■ 弁理士よりも中小企業診断士の方が多い
あと、もう一つ面白いのが、中小企業診断士の方が弁理士よりも件数が少ないという点です。弁理士に比べると、中小企業診断士の方が圧倒的にとりやすい資格でしょう。受験者数は多いと思うんですよね。それなのに、弁理士の方が数が多いんですね。
■ 税理士の件数が圧倒的に多い
今回の調査方法だと、TOEIC が圧倒的に多いのは、まあ理解しやすいでしょう。でも、税理士の件数がそれに比較的近いのは、かなり興味深いですね。
確かに、税理士は独立しやすい資格ですし、難関資格の中では受験しやすい資格でもあります。それでもこの多さは異状ですよね。だって、大企業なら必須で受けなければいけない所も多いTOEIC と件数で大差が無いのですから。
それだけ税理士の資格が実生活に密接に関わっているということでしょうか。税に関しては、誰もが関係しますからね。
あるいは、独立している税理士が多いと言うこともあるのかなあ。
■ 日商簿記が少ないのは仕方がないのかなあ
今回の調査方法だと、日商簿記の件数はあまり多くありませんでした。まあ、これは、仕方がない部分も大きそうですね。「簿記」だけで検索する人も多いでしょうから。
実際、「簿記」で検索してみると「約22,300,000件」のページがあることが分かります。ただ、簿記の場合は、簿記関連の知識について言及していることも多いでしょう。ですから、この数字で資格の人気度を考えると、それはそれでおかしな事になりそうです。
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