FP3級と日商簿記3級の難易度は段違い| 難しさはイメージと一致しないことも

資格試験の難易度に、何となくのイメージってありますよね。でもそんなイメージが、必ずしも正しくないことも多いです。

同じくらいの難易度だと思っていた試験なのに、実は難易度にかなりの差が有ることもあるのです。そんな例を一つご紹介します。

日商簿記3級とファイナンシャル・プランニング技能検定の3級って、どちらが難しいか分かりますか?

もしかしたら、この2つの試験の難易度は同程度と思っている人も多いかもしれません。あくまで個人的なイメージですが、そう思っている人が多そうな気がするんですよね。

何を隠そう私自身も、この2つの試験の難しさは同程度だと以前は思っていました。

共通点が多い

そもそもこの2つの資格は、共通点が多いような気がします。

まずどちらの資格も、人気の資格であることにはまちがいありませんよね。受験者数はかなり安定して多い資格です。日商簿記3級だと年間30万人近い受験者がいます。ファイナンシャル・プランニング技能検定3級は10万人程度は受験しています。1

またどちらの資格も、この次の級から履歴書に書けるという点も似ています。日商簿記もファイナンシャル・プランニング技能検定も、2級以上だと履歴書に書いても良いという感じですよね。3級取得を書いてはいけないとは言いませんが、普通は避けるでしょう。

受験するのに受験資格が要らないというのも、大きな共通点ですね。誰でも受験できる資格というのは、易しい資格というイメージでしょう。

あと、年3回試験が行われるというのも、共通点といえば共通点かな。

とまあ、こんな感じで、履歴書に書ける一歩手前の人気資格という共通点が有るのです。レベル的に近いと思う人がいるのは、何となく納得できませんか?

難易度はぜんぜん違う

しかし、実際の合格率を調べると、この2つの資格の難易度がぜんぜん違うことが分かります。

まず、別のページで書いたように、日商簿記3級の合格率は平均すると3割台です。10%台から50%台まで、受験回によってばらつきはかなり大きいですけどね。

次に、ファイナンシャル・プランニング技能検定の合格率をみてみましょう。日本FP協会実施の平成23年1月の結果を見ると、85.56%の人が、実技と学科の同時合格していることが分かります。

こちらも、受験回によってバラつきがあります。ただ、過去のデータを見る限り、8割り程度の人が実技と学科の同時合格をしているのはまちがいありません。

受験者のレベルに差がありますから、金融財政事情研究会の受験生だと、もう少し合格率が下がるでしょう。しかしそれでも、日商簿記3級の合格者に比べると、合格率はずいぶん高いはずです。

日商簿記3級とファイナンシャル・プランニング技能検定3級では、難易度にずいぶん差が有ることが分かると思います。

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級が易しい理由

ファイナンシャル・プランニング技能検定の3級が易しいのには理由があります。それは、解答形式が二者択一と三者択一だからです。

二者択一ということは、山勘で答えても5割当たるような形式の出題がされるわけです。6割取れば合格という試験で、この形式は酷いですよね。

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級は、学ぶべき内容が易しいということではありません。十分に理解していなくても合格してしまうということです。

個人的には簿記3級で学ぶ内容よりは、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級で学ぶべき内容の方が、高度だと思います。かなり難しくて細かいことまで問われます。

ただ、不正確な知識でも、ファイナンシャル・プランニング技能検定3級は受かってしまうのです。逆に、日商簿記3級は、不正確な知識では正解できない問題が多いです。


  1. ファイナンシャル・プランニング技能検定は、科目別の合格制度だったり、試験実施機関が複数あったりします。ですから、正確な受験者数を出すのは難しい面もあります。金融財政事情研究会の学科試験の受験者数から考えても、年間10万人ちょっとくらいという認識で良いとは思いますけどね。 []

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