税理士試験は難関資格だと考えられています。しかし他の難関資格と比べると、社会人には比較的取得しやすい資格かも知れません。
社会人が税理士の資格を目指しやすいのは、科目ごとの受験が出来るからです。全部で5科目に合格すれば、税理士試験に合格したことになるのです。
しかも、5科目取得するのに、期間の制限はありません。ですから、最初の科目に合格してから10年後に5科目の合格をしても、資格は認められるわけです。
これだったら、忙しい社会人でも目指すことが出来ますよね。
科目ごとの合格率は意外と高い
もう一つうれしいことに、税理士試験の科目ごとの合格率は意外と高いのです。大体10%台の前半くらいです。
8割以上の人が不合格になると思うと、難しい試験のようにも感じるでしょう。しかしそれでも、他の難関資格と比べると、明らかに合格率は高いのです。難関資格だと1桁台が普通ですから。
10パーセント台の合格率がある資格なら、努力することで十分に取得することは可能という印象を持っています。正しい方法で学習すればという前提条件は付きますけどね。
しかも、複数科目の受験が可能ですから、いくつか受ければ1つくらいは受かりそうですよね。
何にしても、この合格率の高さも、社会人が目指しやすいポイントと言って良さそうです。もちろん最終的に資格を取得するまでには、数年がかりでチャレンジするという気合は必須ですけどね。
資格の将来性にはちょっと疑問も
税理士が目指しやすい資格だというのは、もちろん良いことです。ただ、資格の将来性には疑問もあるようです。税理士が仕事を見つけにくい資格の代表のような言われ方をすることも多いです。
最近は、公認会計士の有資格者が税理士の仕事をすることも多いようです。税理士試験の合格者よりも公認会計士の方が上だという風潮があるので、結果的に税理士試験を通ってきた人が割を食うのだとか。
もちろん、税理士として成功している人もたくさんいます。ですから、必ずしも駄目な資格なんて事はありません。
ただ、以前有ったような「税理士になっておけば安泰」というような資格ではなさそうです。資格取得後の事も考えて、受験するかどうかを決める方が良さそうですね。
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