ファイナンシャル・プランナーの資格にはどんなものがある?どんな風に活かせる?
ファイナンシャル・プランナーの資格の種類
国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)と日本FP協会の民間資格であるAFP・CFPという資格があります。
ただ、これらは完全に独立した資格ではありません。例えば、AFP の資格を得るためには、AFP認定研修という日本FP協会が認定する研修を修了した上で、2級FP技能検定に合格する必要があるのです。
これらの資格間の関連は、一度正確に理解しておいた方が良いと思います。知っていると得することも多いです。試験免除とか。
資格の実施団体
ちょっとややこしいことに、試験を実施する団体も一つではありません。
国家資格であるファイナンシャル・プランナー技能検定は、金融財政事情研究会(金財)・日本ファイナンシャルプランナーズ協会という2つの団体が試験を実施しています。ちょっと変則的なので混乱するかもしれません。歴史的な経緯が色々有って、現在のような形になっています。
どちらで受験しても、国家資格であるファイナンシャル・プランニング(FP)技能士の資格取得が可能です。
正直、ちょっと分かりにくいですね。不親切だとは思いますが、現状がこうなっているので理解するしかありません。
ファイナンシャル・プランナーの活かし方
■ 独立開業が可能である
ファイナンシャル・プランナーの資格で独立をしている人もいます。ファイナンシャルプランニングを行いコンサルティング料を得るのが一般的です。ただ実態としては、コンサルティングだけで生計を立てるのは難しいようです。
ではどうするかというと、FPの資格を活かして保険商品の販売をして販売手数料を得るなど、代理店としてやっていく人が多いです。その他、執筆活動やセミナー講師などを行う人もいます。
また、税理士や社労士など既に独立している人がファイナンシャル・プランナーの資格を取得し、業務の幅を広げるのに使われたりもします。
■ 企業内で活かすことができる
保険会社・銀行・証券会社などの金融関係の会社や不動産関連の会社では特に活かす事ができる資格です。顧客へのアドバイスを踏まえた形での商品提案が可能で、サービスの向上・信頼度のアップにつなげる事ができます。
■ 自分の生活に活かすために学習する人も
自分の生活のなかで活かすことができる資格なので、その事を目的に資格を取得する人もいるようです。
例えば金融資産の運用は、一般家庭でも重要ですよね。また、保険を選ぶ時にもFPの知識は使えます。あとは、不動産を購入する時にも利用可能な知識です。
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FP3級と日商簿記3級の難易度を比較してみました。そうすると、ちょっと意外な事が分かったのです。
何が意外だったかというと、難易度がぜんぜん違ったんですね。なんとなく、同じくらいの難しさだと思っていた人も多いのではないですか?